自分の都合で判断してはいけない ポンドドル・ポンド円
先週から見るとポンドドルはラス押し・ネックライン・チャネルラインをすべて抜けていたので下の流れが出来ていたのが、検証すると分かる。
ダブルトップが形成されることでチャネルが出来て、それをネックライン・これまでの上昇波の起点に平行移動すると今週の動きはどこまで行き、どこで反発するかあらかじめ決まっていたかのように見える。
ただし、先が分かった状態と分からない状態では精神状態が違うため結局はタラレバの話になってしまう。しかし、検証を続けて確率が高いと分かれば徐々に見えてきて腹も据わってくるだろう。
火曜日の下落をちょうどよく乗っていたポンド円だったが、あるところで下げ無くなっていった。ポンドドルを確認するとこのチャネルが目についた。
同じころドル円がチャネルに当たって下落していったのも確認していた。「やっぱりチャネルは強いな」と思っていたため、このポンドドルがチャネル付近まで来ていてここで反発しそうと思ってはいたが、ポンド系の破壊力に期待してしまった。
火曜日にポンド円が160ピップスほど伸びていて、ポンドドルはまだチャネルに到達はしていなかった。木曜日に指標があることを確認して、ここでチャネルが抜けると思ってしまっていた。本来なら指標でチャネルから反発も考えなくてはいけない。
以前から指標はトリガーであり、その前にチャートにどっちに行くかを示す兆候が出ると考えてやっている。これは、僕がテクニカル偏重で考えているだけである。
テクニカル重視の考えであるなら、ここではチャネルの反発を考えるべきである。なぜなら下に行く要素がないからである。しかし、ドル円でチャネルの効果を十分に体感しているにもかかわらずポンドの大きな動きに期待した。論理的思考から感情的思考に変わってしまっていた。
仕事中で指標での動きは確認できていなかったが、仕事後期待通りに大きく動くと思っていて、どのくらい増えてるかなと浮かれていた自分をぶん殴りたい。期待と逆に動いたのを確認して思ったことは「やっぱりな」だった。チャネルで反発するかもしれないということは分かっていたから当然。
結局、ドル円の戻りの動きが思った以上に入ったのも重なって、ポンド円は一時160ピップス以上行っていたにもかかわらず、利確できずに含み損になってしまった。
矢印の安値更新の戻りから入っていた。その前に日足の下落のチャネルラインでダブルトップ、ネックライン抜け、ネックラインへの戻りもばっちり入っていたので1時間後には大きな利益になり始めていた。
フィボナッチの使い方のルールが定まっていないので、いろいろ当ててみたなかで下落のきっかけとなった安値とその高値を結ぶと火曜の時点で200に達していた。火曜の夜の時点でこれに気づいていたが、やっぱりポンドのルール破りのイメージでさらに行くと勝手に思い込んでいた。
今週のトレードはすべて懸念がその通りになった。ポンドドルのチャネル、ポンド円の200%到達、ドル円の下落が3点目のネックラインで止められたこと。全部見えていて不安に思っていたけど、期待する感情で自分自身で見ないようにしていた結果マイナス。
テクニカル偏重で根拠を探し、それに従うと決めてやっているのに利益が出るとテクニカル無視の期待による博打トレード。なかなかレベルが上がらないのはこれが原因なんだろな。
今週のトレードを振り返ると+500ピップスからの-100ピップスでした。
期待に対してテクニカル的に懸念がある場合は、その時点で利確するべきですな。